「wish list(ウィッシュリスト)」とは、自分の夢や願いを書き出してリストにしたもの。忙しい毎日の中で、自分のことがおろそかになってしまっている人もいるはずです。今回は、自分の人生を自分で舵をとっていく上で大切な存在になってくれる「ウィッシュリスト」を書く方法をご紹介します。自分の中で、眠っている願い(ウィッシュ)に気づけるかもしれません。
「wish list(ウィッシュリスト)」とは?
「wish list(ウィッシュリスト)」とは、自分の「夢」や「願い」など叶えたいことを書き出して可視化できるようにしたリストです。「夢100リスト」や「やりたいことリスト」と呼ばれることもあります。
生きているうちにやりたいことをまとめた「バケットリスト」や単純に今やることをまとめた「やりたいことリスト」など、様々な名前で、様々な定義のリストが存在します。
その中で、私は「wish list」という名前で、「自分の野望を叶えるリスト」と定義しています。
「wish」には、願いという意味がありますが、
その中でも叶いにくいものに使われることが多いです。
「不可能に思えるような野望を現実にしていきたい」という意味合いも込めて、
私は「wish」を使っています。
忙しい日々を送っていると、様々な悩みや言い訳によって、
自分の願いをないがしろにしてしまいがちです。
自分の人生を理想の人生に導くきっかけとしてウィッシュリストを活用していきましょう。

ウィッシュリストのメリット
理想の人生が明確になる
誰しも、「こうなりたい」「あれやりたい」と思う理想の人生があるはずです。しかしながら、どうしたらいいのかわからなかったり、漠然としていて具体的にイメージできていないのではないでしょうか。書き出すことで可視化され、明確に認識することができます。また、リストとして何度でも見返すことができるので、頭に残りやすくなります。
忘れてしまっていることや無意識なことに気づける
毎日、仕事や家族のことで忙しい生活をしていると、「あれをやってみたい」「ここに行ってみたい」と思っても、忘れてしまいがちです。リストにまとめることで忘れずに記録しておくことができます。また、50個や100個書くことになるので、表面的な願いだけでなく、心の奥底に眠る願いにも着目できるようになります。
夢が叶いやすくなる
リストにすることで願いが明確になっている状態なので、心で思っているだけよりも叶いやすくなります。何度も見返すことで、モチベーションが高まったり、実現しようと具体的な行動に移すための計画を立てられます。
ポジティプな気持ちで自分と向き合える
リストを書いている時間は、夢や願い事について考えるので、自然とポジティブな気持ちになれます。心や人生を豊かにするためにも、毎日頑張っている自分の心に休みをあげましょう。自分の願いがわかるということは、自分を理解すること。リストを書くことで、自分自身と向き合い理解を深める時間になり、自分の心に休息ももたらしてくれます。
日々に彩りが生まれる
やりたいことを意識し、計画を立てることで、日常を楽しむことができるようになります。何かやろうとしたとき、リストを参考にできるので、行動の選択肢が増えるでしょう。1つずつ叶えていくことで、達成感が得られ、より理想の人生に近づきます。後で読み返して、自分自身をポジティブな気持ちにしていきましょう。
- やりたいことが見つからない
- 理想の人生を歩みたいのに何をしていいかわからない
- 自分のことがおろそかになっている
- 自分磨きをしたい
- キラキラと輝く楽しい日常を送りたい
ウィッシュリストの作り方
それでは、実際にウィッシュリストを作っていきましょう。自分の夢や願いを目標100個書き出していきます。
準備するもの
・紙とペン(もしくはPC、スマホ)
書き出す内容
・一生に一度はやってみたいこと
・子供の頃から密かに思っていた夢
・いまやりたいこと etc...
大きい夢も小さな願いも、長期的なものもいますぐ叶えられそうなことも関係なくとにかく書き出しましょう。
書くときのポイント
・項目の頭に番号を振って、箇条書きで書いていく
いくつ挙げたかわかりやすくなる!
・文章の書き方は、否定「〜しない」や願望「〜したい」ではなく、肯定「〜する」という形で書く
叶っている姿を想像しちゃいましょう!
・時間を決める
時間が決まっていると、集中力UP!
100個全てを書ききらなくていいので、ひとまず20分ぐらいで!
・書いたことを振り返ってみる
一度眺めてみて、書き足りてないことや思いついたことなどがあればどんどん追記しましょう!
気をつけること
周りの目を気にしない
誰にもみられないと安心して自分の心の思うままに書きましょう。
「恥ずかしい」や「私がこんなこと書いていいんだろうか」と心に制限をかけず、「あたしが何を思っていても誰にも迷惑かけないし、誰も気にしないし、自由だ!」と思って書いてみてください。
時間やお金などの心配をしない
「時間ができたら」「お金の余裕ができたら」「子供が大きくなったら」などといった悩みを抱えてしまう人は多いと思います。今は実現できるかどうかではなく、自分のときめきを中心に考えて書き出していきましょう。「もし、1年間休みがあったら」「もし、1000万円手に入ったら」と考えてもいいですね。
とにかく全部書き出す
「壮大すぎる」「細かすぎる」などは気にせず書いていきましょう。思い出せないことがあればイメージであったり、明確な言葉が出なければ抽象的な表現でもいいです。あまり難しく考えず、軽い気持ちで書き出しましょう。
大きすぎる夢を描くことに抵抗がある場合
夢の大きさが気になるようであれば自分が書いていて心地いいと思えることを書いていきましょう。書いている今の自分が楽しめることを大事にして!
リスト内の項目の関係性は考えない
他の願いとの順番やかぶり、矛盾などは気にしないで大丈夫です。
もちろん、付随する願いを思いついたら、どんどん書いていきましょう。
キレイに書こうとしない
最初の目的は、自分の願いに気づいて言語化することなので、書き殴ってしまってOKです。
キレイに書きたい人は後で清書すればいいのです。
やりたいことが思いつかない場合
いきなり「ウィッシュリスト」を書こうと思っても、思うようにペンがすすまないかもしれません。そんな時、次に挙げるようなことを取り組んでみてください。
テーマごとに考える
テーマごとに分けてみると、イメージがつきやすいかもしれません。
・欲しいもの(手に入れたいもの)
→ブランドものバッグ、趣味のもの
・なりたいもの(自分がどうありたいか)
→字幕なしで洋画を見る、腹筋があってスタイルがよく見える
・やりたいこと(経験したいこと)
→月1でホカンスする、行きつけのお店を見つける
・行きたいところ(場所や国)
→NYに行く、〇〇Hotelに泊まる、〇〇に海鮮丼を食べに行く
・暮らし(どんなところに住みたいか)
→家の設備(広いお風呂場)、地区(海の近く)、インテリア(ホテルライク)
・仕事(どんな働き方をしたいか)
→年収が〇〇万円ある
・美容、健康(どんな自分にしていきたいか)
→⚪︎kg痩せる、ジムに通う
・家族、恋愛、人間関係(どういう関係を築きたいか)
→パートナーと一緒に楽しめる趣味を見つける
・メンタル
→自分に自信を持つ
やりたくないことの見方を変える
書くポイントとして、否定で書かないと挙げましたが、生きている中でやりたくないこともあるはず。そういった「〜しない」をひっくり返して考えてみてください。
「夜更かししない」→「早寝早起きを習慣づける」
子どもの頃を思い出す
子どもの頃や昔にやったことを思い出してみて、やりたいことを探してみてください。
・学生時代軽音楽部だったので、「もう一度楽器に挑戦する」
・子どもの頃に行って楽しかった「〇〇にもう一度行く」
・昔〇〇が欲しかったのに買ってもらえなかった→「大人買いをする」
他の方の案を参考にしてみる
「wish list」「夢リスト」と検索してみると、リストを挙げている方がたくさんいます。
夢に誰のものもありません。ぜひ、参考にさせていただきましょう。
大きな夢から、小さな夢に分解する
大きい夢から、具体的に1つひとつ分解して書いてみましょう。
私のwish listの1つは「全都道府県にお気に入りのホテル・宿を見つける」です。
その中で、いくつかいきたいところ決まってます。
「東京のTokyo Station Hotelに泊まる」
「群馬の白井屋ホテルに泊まる」
「金沢の香林居にパートナーと泊まる」
「伊豆のコルテラルゴ伊豆高原にもう一度泊まる」
一度行ったところもまたいきたいと思えば、もう一度書きます。
大きな夢を叶えるための小さな願いをたくさん書き出して叶えていくことで、より自分の願いが明確になります。
一旦離れる
リストを書こうと向き合ってはみても、なかなか100個書けないかもしれません。
そんな時は、頭の片隅にウィッシュリストを置いておいて、別のことをしてみましょう。
本を読んだり、
映画を見たり、
お出かけしたり、
普通に生活したり、
外部からの刺激によって、新しい発見があるかもしれません。
書き終わったら...
たまに眺めて、新しい願いを思いついたら書き足して、どんどん叶えていきましょう。
計画を立ててスケジュールを決めていき、行動に移すことで、人生に彩りが生まれていきます。
達成した項目にはチェックをつけて達成感も味わってください。
毎年リストの更新を行うのもおすすめです。
私のwish listの活用方法
私のおすすめは手帳に書くことです。いつでも見返したり、書き加えたりできるからです。
効果的な書き方
「wish list」を書いていると、大きすぎる夢ばかりで、逆に現実感がなくて冷めてしまいそうという方もいるかもしれません。実際私もそのひとりでした。
なので、私は、2つのリストを活用しています。
1つは、「人生のwish list」
もうひとつは、「1年間のwish list」です。
①人生のwish list
大きな大きな夢をざっくり書いてます。今はお金とか時間とか考えるとちょっと難しいかもって思うようなことも気にせず思いのまま書き連ねます。「最上級の願い!」といった感じです。
②1年間のwish list
①に書いていることとかぶるところもありますが、より実現できるように具体的であったり、ちょっとハードルを下げたものを書いています。例えば、①で「日本の美術館めぐりをする」と書いているのですが、②では「3月中に、〇〇美術館にいく」と具体的なことを挙げています。
他には、ちょっとした願いも書いています。
例えば、「スコーンをつくる」「ベーグルをつくる」といったちっちゃくてかわいい願いです。
②のリストは、1年の間に全部叶えようと思っています。
更新方法
年明けに、1年の目標を決めることに合わせて、wish listの振り返りと更新を行っています。
達成できたものには、シールを貼っています。
新しいリストには、“今”の自分がやりたい願いを書き出します。過去のリストも見返して、持ち越したいものは追記します。
まとめ
「wish list(ウィッシュリスト)」とは、自分の夢や願いを書き出したリストで、理想の人生を明確し叶えていくための最強のツールです。
ウィッシュリストは書いて終わりではありません。
心の休息を取りたい時に見返して、
計画を立てて、
行動して、
1つひとつ願いを叶えていくことで、理想の人生を作っていくことができるのです。
みなさんもウィッシュリストによって、自分の中の美しい願い(恐ろしい野望もあるかもしれませんが...)を「見える化」してみませんか。自分の人生を自分で舵をとっていき、キラキラとした日々を送る上で助けになってくれるはずです。